授与規程

本会定款第4条第5項の規程に基づき,授賞に関して次のように定める。

  1. 本会に「日本木材学会論文賞」(以下「論文賞」という。)を設ける。
  2. 論文賞は,木材学会誌およびJournal of Wood Science(以下JWS誌)の所定期間内に掲載されたカテゴリーI,II,IIIの論文およびOriginal articleの中で,木材学とそれに関連した分野の進歩に寄与する優れた学術的価値を含む論文(木材学会誌,JWS誌から原則として各1編)の著者に授与するものとし,賞状を贈る。
  3. 授賞は,推薦と選考および理事会の承認を経て行われる。
  4. 推薦は,内規に従って,編集委員長がこれを行う。
  5. 選考は,内規に従って,編集委員会がこれを行う。
  6. 編集委員長は,選考された論文の評価の過程ならびに選考理由等を理事会に報告する。
  7. 理事会は,論文賞の受賞候補者を承認する。
  8. 賞の授与に要する費用は,本会の経費及び寄付金をもって充てる。
  9. この規程の実施に関する内規は,別に定める。

附則
 この規程は,2007年5月12日より実施し,木材学会誌第53巻,JWS誌53巻より適用する。
附則(2009年10月17日改正)
 この規程は,木材学会誌第56巻,JWS誌56巻より実施する。
附則
 この規定は, 2019年1月1日より実施する。

授与内規

日本木材学会論文賞授与規程に基づき,以下の内規を定める。ただし,この内規は,各委員会の討議及び常任理事会の承認を経て随時改めることができる。

  1. 推薦
    • 1.1 編集委員長は,所定期間内に木材学会誌ならびにJWS誌に掲載された対象となる論文の審査員の評価を調査し,木材学会誌のカテゴリーI,II,IIIではそれぞれ新規性,資料性,実用性,JWS誌のOriginal articleでは新規性,有用性に関する評価結果に基づいて論文の得点付けを行い,木材学会誌,JWS誌各々について得点順に上位5編程度の受賞候補論文を推薦する。
    • 1.2 論文の得点付けに関する方式は,編集委員会の合議により決定する。
  2. 選考
    • 2.1 編集委員長は,所定期間内に木材学会誌ならびにJWS誌に掲載された対象となる論文の審査最終報告書を調査し,木材学会誌のカテゴリーI,II,IIIではそれぞれ新規性,資料性,実用性,JWS誌のOriginal articleでは新規性,有用性に関する評価結果に基づいて論文の得点付けを行い,木材学会誌,JWS誌各々について得点順に上位5編程度の受賞候補論文を推薦する。
    • 2.2 評価担当者は,次の各項により評価を行う。
      • イ)木材学とそれに関連した分野の進歩に寄与する優れた学術的価値の評価。
      • ロ)木材学会誌のカテゴリーⅠ,Ⅱ,Ⅲではそれぞれ新規性,資料性,実用性,JWS誌のOriginal articleでは新規性と有用性に関する評価。
      • ハ)総合評価(論述)。
    • 2.3 編集委員会は,評価担当者から送られてきた論文の評価結果に基づき,最も優秀な論文を木材学会誌,JWS誌から,原則として1編ずつ最終決定する。
  3. 承認
    • 3.1 理事会の承認は,次の各項により行う。
      • イ)理事会に対する受賞候補者選考内容の説明は,選考報告書によるほか,理事会における編集委員長の口頭説明によって行う。
      • ロ)承認は,理事会出席理事の過半数をもって決定する。
  4. 所定期間
    • 4.1  木材学会誌は各巻とする。
    • 4.2  JWS誌は2019年1月1日より2019年9月30日まで。2019年10月1日以降は, 10月1日から翌年9月30日までを期間とする

附則
 この内規は,2010年1月より実施する。
附則
 この内規は,2012年6月8日より実施する。
附則
 この内規は,2014年6月20日より実施する。
附則
 この内規は, 2019年1月1日より実施する。