【日時】2025年8月1日(金)16:00〜17:00(Online Zoom)
【演者】小山 正登 博士(北海道大学大学院農学研究院木材化学研究室)
【要旨】
樹皮は、樹木の枝・幹・根の最外層を構成し、外界の微生物の樹体内への侵入を防ぐ保護組織として重要な役割を担う。樹皮の防御機構は、感染前から常に存在する恒常的防御と、感染後に働く誘導防御からなる。従来の接種試験による樹皮の応答解析では、両者の影響が混在しており、防御の第一線を担う恒常的防御の役割については十分に解明されていない。本発表では、恒常的な防御メカニズムに関する発表者の研究成果を紹介する。
【関連論文】
Koyama, M., Tamai, Y., Shigetomi, K., Sano, Y. Evaluation of antifungal activities of woody plant barks using an incubation system with Trametes versicolor. Trees-Structure and Function 38(1), 37-47(2024).
Koyama, M., Shigetomi, K., Tamai, Y., Arakawa, K., Sano, Y. Constitutive chemical defense mechanism of inner bark of Sorbus commixta against Trametes versicolor. Tree Physiology 45(2), tpaf006(2025).
【申し込み方法】
参加をご希望の方は参加登録フォームよりご登録ください。開催日までに視聴用URLをメールでご案内いたします。
参加登録締切:2025年7月30日(水)17:00
参加登録フォーム:
https://forms.gle/zkjZEuyTghSxfHMn7
【お問い合わせ先】
高田 直樹(森林総合研究所 森林バイオ研究センター)naokitakata(at)affrc.go.jp
粟野 達也(京都大学)awano.tatsuya.7z(at)kyoto-u.ac.jp
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