組織と材質研究会シンポジウム2017のお知らせ


<要旨>

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<シンポジウム>

組織と材質研究会シンポジウム2017

「培養細胞をモデルとした細胞壁形成」


終了しました 参加者59名

【日時】2017年3月19日(日)13時30分〜17時

【場所】九州大学農学部5号館117室(第15会場)

【趣旨】
 木材を構成する細胞・細胞壁は形成層において形成される。木材の形成機構を解明することは、木材をより有効に利用する上で重要な課題である。しかしながら,形成層は樹皮の内側に存在するため、その活動を細胞が生きたままの状態で観察することは、現在のところほぼ不可能である。また,木材を生産する個体の樹木は,時には人間よりも巨大な構造体となり,様々な処理を施してその影響を個体として観察・分析することは困難である。このように,木材の形成機構を解明する上で、扱いやすいモデル実験系を用いることは有効な方法の1つである。中でも,培養細胞を用いる実験系は,実験のコントロール,生きたままの細胞の可視化,化学成分の抽出等において,有効であると考える。
 本シンポジウムでは,現在培養細胞を用いて研究を進めている方々に、これまでの研究成果と現状を報告していただき,参加者の今後の研究への活用を検討する機会としたい。

【プログラム】
開会挨拶:松村順司氏 (九州大学大学院農学研究院教授)

趣旨説明:安部久(森林総合研究所)

演者:近藤哲男氏 (九州大学大学院農学研究院教授)
   「プロトプラストの酸性下でのカルシウムイオンストレス応答挙動からの細胞壁形成研究へのアプローチ」

   田川聡美氏 (九州大学大学院農学研究院博士課程)
   「シラカバ培養細胞由来プロトプラストの細胞壁形成ダイナミクス」

   今井友也氏 (京都大学生存圏研究所准教授)
   「セルロース合成酵素の研究からみえる細胞壁形成機構の解明の難しさ」

   山岸祐介氏 (北海道大学大学院農学研究科助教)
   「樹木の培養細胞を用いた二次木部様管状要素の分化誘導」

【連絡先】松村順司(九州大学大学院農学研究院)matumura@agr.kyushu-u.ac.jp


<懇親会>

終了しました 参加者53名

日時:3月19日(日)17:30ウェルカムドリンク、18:00スタート(90分飲み放題)、20:00退店
場所:PLUG http://barplug.jp  (地下鉄中洲川端駅直結 Gate's ビル3F)
料理:オードブル立食形式
会費:社会人5000円、学生3000円(予定)