組織と材質研究会 2022冬期研究会
<樹木の越冬メカニズム>

終了いたしました。最大同時接続者87名(申し込み108名)+見逃し配信希望者4名でした。 多数のご参加、ありがとうございました。

【日時】2022年12月8日(木)13:00 〜 17:55

【方法】Zoomによるオンライン開催

【趣旨】
 多年性植物である樹木にとって、越冬は長年月にわたる生存に必須のプロセスである。日本は国土の80%以上の地域で年間最低気温が0℃を下回り、冬季には多くの樹木が“寒さ”に曝される宿命にある。樹木は、厳しい冬の寒冷環境へ適応するための越冬メカニズムを持っており、樹種だけでなく個体内の組織によってもその仕組みが異なると考えられている。樹木の越冬メカニズムは、その多様性も含めて大変興味深いテーマであるものの、研究例が少なく十分に理解されているとは言い難い。
また、地球温暖化による環境変動は、気温の上昇だけではなく気候変動の極端化が指摘されており、かつて経験したことのない冬季の大寒波到来が予測されている。そのため、樹木の凍害や霜害などの寒冷害の増大が想定され、木材生産への負の影響が懸念される。環境変動下において、持続的な木材生産を実現するには、気温上昇だけでなく寒冷害への対策も必要であり、樹木の越冬メカニズムに関する知見の蓄積が極めて重要である。
本シンポジウムでは、 “樹木の越冬メカニズム”について、細胞レベルから分子レベルまで、芽や葉から樹木全体のフェノロジーまで、木材生産のための樹木から果樹に至るまで、異なる着眼点から研究する専門家の方々に成果を紹介して頂く。樹木の生存戦略・環境適応の一端を理解し、本研究分野のさらなる発展のための場としたい。


日本木材学会 組織と材質研究会 企画担当
林木育種センター 遠藤 圭太

【講演内容】
13:00  開会挨拶
       日本木材学会 組織と材質研究会 代表幹事 雉子谷 佳男

13:05  趣旨説明
       日本木材学会 組織と材質研究会 企画担当 遠藤 圭太

13:10  講演 「遺伝子発現からみたスギのフェノロジー制御機構」
       林木育種センター 能勢 美峰 氏

13:50  講演 「秋冬季におけるバラ科果樹越冬芽の発芽・開花抑制のしくみ」
       京都大学 山根 久代 氏

14:30  講演 「寒冷地で栽培される醸造用ブドウの冬芽の越冬機構」
       帯広畜産大学 春日 純 氏

15:10-15:20 休憩

15:20  講演 「寒冷圏の常緑樹はどのようにして低温下で光化学系を保護しているのだろうか?」
       北海道大学 田中 亮一 氏

16:00  講演 「樹木細胞の凍結挙動とその関連成分について」
       北海道大学 荒川 圭太 氏

16:40  講演 「MRIによる凍結様式可視化解析と凍結制御要因」
       東京大学 石川 雅也 氏

17:20-17:50 総合討論

17:50  閉会挨拶
       日本木材学会 組織と材質研究会 会計幹事 安部 久       



【お問い合わせ先】
遠藤 圭太(endohk(at)affrc.go.jp)
雉子谷佳男(kijiyo(at)cc.miyazaki-u.ac.jp)

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