ウッディエンス・メールマガジン

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■ ウッディエンス メールマガジン           2014/1/6  No. 030
☆★ 木材の科学は日進月歩! 日本木材学会から最新の情報をお届けします
‥・* 発行 日本木材学会広報委員会
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                   日本木材学会広報委員会委員長 木口 実
                                                         
■本号の目次■

本号の掲載記事は以下の通りです。

◆2013年度日本木材学会木質物性研究会「木質物性研究の最前線」のご報告
金山公三((独)産業技術総合研究所)

◆組織と材質研究会2013 秋季シンポジウム開催報告
児嶋美穂(東京大学アジア生物資源環境研究センター)

◆第34回木材接着研究会「接着と木質材料の新展開」の開催報告
宮﨑淳子(北海道立総合研究機構 林産試験場)                 

◆第13回バイオマス部会・研究会合同交流会の報告
清水邦義(九州大学農学研究院)

◆2013年度地域木材産業研究会、木材強度・木質構造研究会 合同秋季シンポジウム
開催報告
池田元吉(熊本県林業研究指導所)

◆第58回リグニン討論会開催報告
片山健至、鈴木利貞(香川大学農学部)

◆2013年度日本木材学会バイオマス変換研究会秋期講演会の報告
岩田忠久(東京大学大学院)

◆2013年度日本木材学会中部支部大会(富山)のご報告
金山公三((独)産業技術総合研究所)

◆第43回木材の化学加工研究会シンポジウム「木材の化学加工におけるイノベーシ
ョン」開催報告
小林正彦((独)森林総合研究所)

◆日本木材学会北海道支部 第45回研究発表会報告
幸田圭一(北大院農)

★★★
 広報委員会では各種の研究会や支部大会等の報告をウッディエンスに投稿していた
だくようお願いしております。幹事の方はお忘れなきようお願いします。
 行事終了後、速やかに、編集委員長まで原稿を提出していただくと、編集が楽にな
ります。原稿は随時受け付けておりますので、よろしくご協力ください。

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◆2013年度日本木材学会木質物性研究会「木質物性研究の最前線」のご報告 
└-幹事 金山公三((独)産業技術総合研究所)
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 9月19日(木)~20日(金)の2日間、かんぽの宿鳥羽(三重県鳥羽市)において 講演会を開催しました。また、式年遷宮を間近に控えた山田工作場などを見学させて いただきました。  昨年度までの3年間にわたり「木材と水研究会」と合同講演会を開催し,木材乾燥 に関する長年の研究蓄積に関する論理的理解の一層の深化を経験し,基礎研究と実用 研究両面からのアプローチによって導かれる新たな研究展開の面白さも数多く見出し ました。この経験を生かし、基礎と実用との境界領域の研究開発の重要性を再確認し, 「実用も視野に入れた更なる基礎,基礎を踏まえた更なる実用」の研究に取組むため に、「幅広い学問の基礎と最前線の研究」について腰を据えて議論する機会を設けた ものです。 ◇この続きは下記のリンクからご覧ください。 http://www.jwrs.org/woodience/mm030/Mokushitsubussei030.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ◆組織と材質研究会2013 秋季シンポジウム開催報告 └-組織と材質研究会2013 秋季シンポジウム企画担当  児嶋美穂(東京大学アジア生物資源環境研究センター)
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 2013 年9 月29 日(日)に、組織と材質研究会2013 秋季シンポジウムが北海道 大学札幌キャンパス内において開催されました。6 人の講師の先生方をお招きして、 「樹木の肥大成長と生育環境・樹木生理」をテーマにお話しいただきました。 今回のシンポジウムにおいては、生育環境から環境に適応するための樹木の生理的な 営み、そして木部形成とその多様性といった一連のサイクルに関して解明することで 、木材形成や木材組織、材質育種を理解することを趣旨とし、それぞれの分野におけ る研究を紹介していただき、木部形成と樹木生理についての理解を深める機会としま した。 ◇この続きは下記のリンクからご覧ください。 http://www.jwrs.org/woodience/mm030/Soshikitozaishitsu030.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ◆第34回木材接着研究会「接着と木質材料の新展開」の開催報告 └-宮﨑淳子(北海道立総合研究機構 林産試験場)
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 平成25年10月24日、25日の二日間にわたり熊本県で第34回木材接着研究会(主催: 日本木材学会・木材接着研究会、後援:合成樹脂工業協会、日本加工技術協会)が開 催されました。24日は、熊本大学くすの木会館において「接着と木質材料の新展開」 というテーマで講演会が行われ、6名の講師にご講演いただきました。25日は熊本市 の北に位置する山鹿市へ移動し、見学会が行われました。大会期間中に大型の台風が 上陸するとの予報があり、参加される方々の交通への影響などが懸念されましたが、 幸い台風は進路をそらし、無事に2日間の研究会を終えることができました。本稿で は研究会の概要について報告いたします。 ◇この続きは下記のリンクからご覧ください。 http://www.jwrs.org/woodience/mm030/Sechaku030.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ◆第13回バイオマス部会・研究会合同交流会の報告 └-清水邦義(九州大学農学研究院)
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 バイオマス合同交流会は、バイオマス研究に関係する6つの団体(注1)が共同で毎 年開催している合同交流会で、様々な研究のバックグランドを有するバイオマス研究 者の交流を目的としています。  今年度は、日本木材学会バイオマス変換研究会が担当し、平成25年10月25日(金) に東京大学弥生講堂にて、「マテリアル利用が先導するバイオマス利活用のイノベー ション」のテーマで交流会を開催いたしました。 ◇この続きは下記のリンクからご覧ください。
http://www.jwrs.org/woodience/mm030/Baiomass030.pdf
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ◆2013年度地域木材産業研究会、木材強度・木質構造研究会 合同秋季シンポジウム 開催報告 └-地域木材産業研究会 池田元吉(熊本県林業研究指導所)
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 平成25年10月30日(水)午後3時から、東京都江東区新木場の新木場タワー1階 ホールにおいて、参加者82名のもと『森林と都市を結ぶこれからの木材強度学 ‐ 木材強度データの蓄積・解析は、森林と都市の距離をどのように変え、今後どう変 えられるのか!‐』と題したシンポジウムを、全国LVL協会、秋田グルーラム株式会 社、日本木材加工技術協会の協賛を得て開催した。公設試委員会の活動を引き継ぐ 地域木材産業研究会にとっては、木材強度・木質構造研究会との初めての合同企画 であった。 ◇詳細は下記のリンクからご覧ください。 http://www.jwrs.org/woodience/mm030/Sangyou_kyoudo_kouzou030.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ◆第58回リグニン討論会開催報告 └-第58回リグニン討論会事務局 片山健至、鈴木利貞(香川大学農学部)
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 第58回リグニン討論会は2013年11月12日(火)~13日(水)にサンポートホー ル高松(香川県)にて開催されました。今回は、香川大学農学部バイオマス化学研 究室がお世話をさせていただきました。その概要について報告いたします。  今回は日本木材学会、紙パルプ技術協会、高分子学会、繊維学会、日本化学会、 日本農芸化学会に共催していただき、また、香川県高松市での開催ということで公 益財団法人高松観光コンベンション・ビューローの補助事業として実施されました。 まず、これらの団体に深く感謝いたします。また、開催の準備に当たって、昨年度 開催の九州大学 近藤隆一郎・堤 祐司両先生と一昨年度開催の山形大学 高橋孝 悦・芦谷竜矢両先生には、多くのご助言をいただきましたことに対して御礼申し上 げます。 ◇詳細は下記のリンクからご覧ください。 http://www.jwrs.org/woodience/mm030/Lignin030.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ◆2013年度日本木材学会バイオマス変換研究会秋期講演会の報告 └-バイオマス変換研究会 岩田忠久(東京大学大学院)
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 今年度は、平成25年11月13日(木)~14日(金)に、第58回リグニン討論 会(若手の会)との共催行事として実施しました。リグニン討論会後、バスでトレス タ白山に移動し、下記の3名の若手研究者から話題提供いただきました。 ・愛媛大学大学院農学研究科 紙産業コース・深堀秀史:地域密着型研究室を目
 指して
・森林総合研究所・高橋史帆:カナダニューブランズウイック大学での研究記
・宮崎大学農学部森林資源学分野・亀井一郎:選手生命維持のためのミシガン
 州立大学短期研究滞在
◇詳細は下記のリンクからご覧ください。 http://www.jwrs.org/woodience/mm030/Baiomasshenkan030.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ◆2013年度日本木材学会中部支部大会(富山)のご報告 └-中部支部長 金山公三((独)産業技術総合研究所)
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 11月14日(木)~15日(金)に、この時季の北陸には珍しいほどの好天に恵まれ た富山市で開催しました。富山県農林水産総合技術センター木材研究所の森松亮所 長を実行委員長とし、富山大学の堀江秀夫教授によるサポート、そして研究所や大 学の皆様のご協力により下記の通りの盛会となりました。  富山国際会議場での研究発表会は参加者112名(学生28名を含む)で、口頭発表が 30件、ポスター発表が32件の活発なものでした。このため、例年は2会場の口頭発表 を3会場に増やしました。また、ポスター発表の横に企業展示コーナーも設けて産学 官の交流促進を図りました。 ◇詳細は下記のリンクからご覧ください。 http://www.jwrs.org/woodience/mm030/Chubushibu030.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ◆第43回木材の化学加工研究会シンポジウム「木材の化学加工におけるイノベーシ ョン」開催報告 └-小林正彦((独)森林総合研究所)
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 去る11月21~22日に、第43回木材の化学加工研究会シンポジウム「木材の化学加 工におけるイノベーション」が福岡大学文系センター棟4階第4会議室(福岡県福岡 市)において開催された。本シンポジウムは、(一社)日本木材学会 木材の化学加工 研究会主催、(一社)日本木材学会 九州支部共催、産総研コンソーシアム持続性木質 資源工業技術研究会、(公社)日本木材加工技術協会、(公社)日本木材保存協会 協賛である。講演会では木材の化学加工に関する最新情報の交換を目的として、7件 の講演が行われ、見学会では九州木材工業株式会社の見学、意見交換会が行われた。 講演会には66名、見学会には42名の参加があり、関連企業、大学、研究機関等の研 究者、技術者間で活発な意見交換が行われた。 ◇この続きは下記のリンクからご覧ください。 http://www.jwrs.org/woodience/mm030/Kagakukakou030.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ◆日本木材学会北海道支部 第45回研究発表会報告 └-北海道支部 2013年度庶務担当常任理事 幸田圭一(北大院農)
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 北海道支部の第45回研究発表会は2013年11月28日(木)に旭川市大雪クリスタル ホールで開催されました。参加者数はほぼ例年並みの63名で、木材学会副会長の船 田 良 先生ご臨席の下、口頭7件、展示10件の計17件の研究発表があり、それぞれで 活発な質疑応答がなされました。その後、青山政和 北見工大教授による企画講演「 ヘミセルロースの発酵利用」が行われ、続いて「北の木材科学賞」の授与式が執り 行われました。今年度は「タモギタケの子実体形成におけるLED照射の影響」と題す る講演(雲英真人ら4名;北大)が口頭発表部門から、「香気成分の定量的分析によ るインドネシア産沈香の評価」と題する講演(石井貴史ら6名;北大)が展示発表部 門から、それぞれ受賞しました。 ◇この続きは下記のリンクからご覧ください。 http://www.jwrs.org/woodience/mm030/Hokkaidoushibu030.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ★★★  広報委員会では各種の研究会や支部大会等の報告をウッディエンスに投稿してい ただくようお願いしております。幹事の方はお忘れなきようお願いします。  行事終了後、速やかに、編集委員長まで原稿を提出していただくと、編集が楽に なります。原稿は随時受け付けておりますので、よろしくご協力ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ────────────────────────────────────── ■日本木材学会の刊行する学術雑誌はインターネットで読むことが出来ます。最新の 学術情報をぜひご覧ください。 ◎和文誌:木材学会誌 電子ジャーナル版     http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jwrs/-char/ja/ ◎欧文誌: Journal of Wood Science 電子ジャーナル版     http://www.springerlink.com/content/1611-4663/ ━━━━<広 告>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「ウッディエンス」では以下の欄に掲載する5行広告を募集します。 なお、広告は日本木材学会の賛助会員からのみ受け付けます。 詳しくは末尾の広報委員会までメールでお問い合わせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【INFORMATION】 −配信中止及び設定の変更− 【ご注意】お手続きのご連絡を当メールへご返信いただいても対応できません。 Q. メールの配信の中止または登録メールアドレスを変更するには? A. 下記 URL にアクセスして、      http://www.jwrs.org/woodience/   メールマガジンの購読・解除申込のページにお進みください。  中止の場合は、「購読解除」欄に登録されているメールアドレスを入れ、送信ボタ ンを押してください。  登録メールアドレスを変更するには上記ページにて、現在登録されているメールア ドレスを「購読解除」した後、新しい配信先となるメールアドレスをご入力いただき 送信ボタンをクリックしてください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 本メールマガジンに対するご意見・ご希望をメールでお寄せください。 □   宛 先:日本木材学会広報委員会 koho@jwrs.org □   ウッディエンス・ホームページ http://www.jwrs.org/woodience/ □   日本木材学会ホームページ   http://www.jwrs.org ★ 前・広報委員長林知行氏のブログも設けています。                  http://koho.cocolog-nifty.com/blog/ ────────────────────────────────────── 無断複写・転載を禁じます。             一般社団法人日本木材学会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 

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