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平成14年度日本学術会議木材学研究連絡委員会シンポジウム
「ナノ構造体としての木材」

　木材組織はナノメートルオーダーの高分子集合体・微細繊維でできており，その構造は生合成における細胞の能動的制御および生成する高分子の自己集合挙動に支配される。この意味で木材は精緻に制御されたナノ構造体であり，その構造と生成機構の解明は生物のナノ構造科学のフロンティアの一つである。今回のシンポジウムではこのような観点から木材組織の生物学，物理学，新材料への応用の諸課題を取り上げる。
主　催： 日本学術会議木材学研究連絡委員会
共　催： 日本木材学会，日本木材加工技術協会，繊維学会，紙パルプ技術協会，日本木材保存協会，セルロース学会
日　時： 2002年5月25日（土）14:30〜17:00
場　所： 東京大学農学部弥生講堂一条ホール(東京都文京区本郷)
次　第：
１．開会挨拶
木材学研究連絡委員会委員長　　富田文一郎氏
２．シンポジウム
(1) 木材細胞壁ナノ構造の形成メカニズム
京都大学農学部助教授　　高部圭司氏
(2) 木材のナノ構造形成の物理学
名古屋大学農学部生物科学科助教授　　山本浩之氏
(3) 天然セルロースからのナノ工学材料
東京大学農学生命科学研究科教授　　空閑重則氏
３．討論･総括
４．閉会挨拶
木材学研究連絡委員会幹事　　飯塚　堯介氏

　なお閉会後，17:30より学士会館分館（東大赤門隣り）にて懇親会を予定しております。

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